FPとしてのフィデューシャリー宣言

2020年2月3日

小谷 晴美

 

金融庁は、金融業界全体へのフィデューシャリーデューティの浸透を目指して、「顧客本位の業務運営に関する原則」を公表しました。

これを受け、個人への相談業務に携わる私たちファイナンシャルプランナーも、金融サービスを業として提供する者として、フィデューシャリー宣言を行い、お客様のために、自らの業務を遂行することを公約する必要があると感じています。その実践にあたって、私は、これまで通り、事業継続に必要な合理的報酬のもと、お客様に対し、一切の利益相反行為を行わない事を改めて確約し、明文化して公表致します。

 

1.顧客本位の業務運営にかかる方針の公表

⑴私は、お客様の最善の利益のために、金融機関に属さない中立的な立場で、適切な相談業務を行います。
⑵お客様の経済的な安心の実現に向けて、FPとしての専門知識を持って相談業務にあたります。

⑶金融商品の斡旋・販売による手数料等は受け取らず、相談業務、その他サービス提供への対価のみを報酬と致します。

2.顧客の最善の利益の追求

⑴お客様一人一人の利益に合致する良質なサービスを提供することに務めます。

⑵お客様が、お金についての不安を適切に解消し、長期的な資産形成を円滑に行うことができるように、生活設計、金融経済教育に力を注ぎます。

⑶自らの安定した顧客基盤と収益の確保につなげるために、相談業務の他、金融商品の販売につながることがない、中立的な勉強会やセミナー開催、各種媒体での良質な情報発信を行うよう心がけます。

3.利益相反の適切な管理

⑴私は、保険会社、銀行、証券会社などとの関係にあって、金融商品の勧誘、販売、また販売の加担につながる取引等を一切行いません。

⑵金融商品の販売は、コミッション収入を伴い、顧客本位の原則から逸脱する可能性が高いと考えられるため、いかなる状況にあっても一切行いません。

4.手数料等の明確化

⑴私が提供するサービスの内容・価格については、HP等で公表し、お客様が事前に疑問なく理解できるよう情報提供に務めます。

5.重要な情報の分かりやすい提供

⑴私の相談業務においては、お客様の疑問や不安に丁寧に回答し、重要なことをもれなく、正しく、分かりやすくお伝えします。

⑵確定拠出年金制度やNISAなどの各種の制度や、投資信託、保険などを含む各種の金融商品の両方について、お客様にどのような利益があり、他方でどのようなリスクとコスト等を負担することになるのかが、十分ご理解いただけるような情報提供と助言を行います。

6.顧客にふさわしいサービスの提供

⑴私の相談業務においては、金融論的に正しい結論を曲げることを一切致しませんが、お客様の状況、知識、経験などに応じて、お客様にご納得いただけるような、相談と説明の在り方を心掛けます。

⑵私はお客様の状況、知識、経験、ニーズを十分把握すると共に、お客様が自らの意思によって行動を選択できるような知識・情報の提供に務めます。

7.遵守態勢

⑴「お客様のために」のみ相談業務、その他サービスを行うことをゆるぎない価値観とし、今後業務拡大にあたっても変わりないものと致します。